【アジアの財閥】シー財閥(フィリピン)

米雑誌フォーブスによるフィリピンの富豪ランキングで第1位(総資産129億ドル)のヘンリー・シー(Henry Sy)率いるシー財閥は、SMブランドのショッピングモールを中核とする財閥です。現在91歳のシー氏が、父親の跡を継がずに一代で作り上げたシー財閥について、調べてみました。

ちなみに、シー氏は中華系フィリピン人で、氏名を漢字で書くと「施至成」です。

SMブランドのショッピングモールは、国内58店舗

持ち株会社SMプライムが保有するSMショッピングモールは、フィリピン国内に58店舗、さらに中国に6店舗あり、全64店舗の総延床面積は850万平方メートルです。ちなみに、SMのモールに入居しているテナントの総数は、フィリピン国内が1万7333店、中国が1478店です。

これだけの店舗数になるには随分と長い歴史があったのかと予想しましたが、同社ウェブサイトの記述によると、意外にもシー財閥のデパート運営参入の歴史は浅く、1985年にマニラ首都圏の北東ケソン市のノースEDSAで、政府の保険機関(GSIS)が宿舎として使用する目的で所有していた物件を購入して、改装後に「SM City North Edsa」としてオープンさせたのが第1号店です。

その後、シー財閥は、1990年に第二号店「SM City Sta. Mesa」、1991年に第三号店「SM Megamall」を立て続けにオープンさせ、現在に至っています。

SMモア(Mall of Asia)を中心としたエリア開発

2006年5月に開業したモアは、延床面積ではフィリピンで第4位ながら、SMセントラルビジネスパークに隣接し、スポーツや音楽イベントを行うモア・アリーナや、企業の展示会などを行うSMXコンベンションセンター、シネコンや観覧車などが集積するシー財閥のエリア開発の中心となっている。

Mall of Asia Philippines

フィリピンの大型ショッピングモールといえば「SM」

シー財閥の最初のモールとなった「SM City North Edsa」は、現在でも延床面積では、フィリピン最大です。そして、第二位は「SM Megamall」で、第三位は「SM Seaside City Cebu」、さらに、第四位の「SM Mall of Asia」を挟んで、第五位は「SM City Cebu」、第六位は「SM Aura Premier」と、SMブランドのショッピングモールが上位を独占しています。

さらに傘下には、銀行が2行も

シー財閥の持ち株会社SMインベストメント社のウェブサイトによると、同財閥の傘下には、チャイナバンクとBDOユニバンクという2行の銀行があります。

チャイナバンクは、1920年創業の民間銀行で、名前からも分かる通り、元々は中華系フィリピン人のビジネスマン向けにサービスを行っていた銀行で、現在はシー財閥が40パーセント近くの株式を保有しています。

BDOユニバングは、1968年創業のフィリピン最大の商業銀行です。創業時にはマニラ首都圏に2つの支店しかなく、”フィリピンで最も小さい銀行”でした。1976年にシー財閥の傘下に入り、SMショッピングモールが大きく発展を始めた1994年に、同行は商業銀行として総合サービスを開始し、現在に至ります。

 

1958年に小さな靴屋を創業したヘンリー・シー氏は、僅か半世紀で、とんでもないモノを作り上げましたね。

そうそう、SMというのは靴屋さんの屋号だった「Shoe mart」の頭文字だそうです。

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きゃっぷ

投稿者プロフィール

バンコクを拠点に、タイおよび周辺国にて、日本のテレビ局、新聞社、出版社、シンクタンク、広告代理店などの調査・リサーチ業務を行う。また、バンコクの教育機関のアドバイザーを務める。

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