【タイの祭り】プーケット・ベジタリアン・フェスティバル2016

(写真提供:smolny1 / Shutterstock.com

プーケット・ベジタリアン・フェスティバルが、2016年10月1日から10月10日までの日程で開催されます。

中華系タイ人らが中心となって、フェスティバルの期間中は、肉やアルコール類を一切摂取しないことにより「健康と心の安寧を得ること」が本来の目的の行事ですが、なぜか参加者らが自分たちの身体を痛めつける行為を行うことから、思いがけず奇祭として有名になったお祭りです。

お祭りの由来は、中国の歌劇団に流行ったマラリア

中華系移民コミュニティがある東南アジアの国々では、中国暦の9月1日から9日までを菜食週間と定めて、九皇大帝を祭る中華寺院が中心となって、肉やアルコールを断つ習慣があります。

タイでは、菜食週間のことを「ギンジェー」と呼んでいて、この期間には街のあちこちで「齋」の文字が書かれた黄色い看板や垂幕が掲げられ、真っ白な衣服に身を包んだ中華系タイ人が早朝から中華寺院に集まって(無償の)菜食料理を食べたり、スーパーマーケットで菜食料理の特設コーナーが設置されたりするなど、一般的な行事として市民権を得ています。

Vegetarian week Thailand(タイの菜食週間、写真:Vassamon Anansukkasem / Shutterstock.com

でも、プーケットにだけ、菜食週間に関する特別な逸話があります。

19世紀後期に、中国から巡業でプーケットを訪れていた歌劇団のなかで、マラリアが大流行したことがありました。団員たちが次々とマラリアに感染していくことへの対抗策として、この劇団の団員たちは、肉やアルコール、その他の刺激物(香草などを含む)の摂取をしない菜食生活をすることに決め、彼らが崇める九皇大帝を熱心に祈り続けました。その結果、劇団内のマラリア感染が収まり、日常生活を取り戻すことが出来ましたとさ。

この出来事が、現在のプーケット・ベジタリアン・フェスティバルの起源だと言われており、プーケットでは他の東南アジア地域とは異なる熱気を帯びて、菜食週間が行われています。

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