【PBT日記】話題騒然の”VALU”とは何なのかをタイプ別に説明してみる

どうも、きゃっぷ(@CAPLOREcom)です。

前回から少し時間が経ってしまいましたが第三回「PBT日記」です。

PBTって何だよって人は、こちらのページを読んでいただけると全体像の7割くらいはご理解いただけるかと思います。

で、本日のPBT日記なんですが、このところ個人的にドハマりしているVALUについて出来る限り分かりやすく説明をしたいと思います。どうしてわざわざ説明しようと思ったのかと言うと、まず第一には面白い仕組みなので多くの人に参戦してほしいから、そして、第二には(新しい概念のサービスだから仕方がないとは言え)問題が山積しているなぁと感じるからです。

できるだけ分かりやすく伝えるために、後半はタイプ別の解説になっています。

[全タイプ共通]まずは、VALUって何ですか?

VALUとは、個人が自分の株式(のようなもの)を発行、売却することによって、資金を調達することが出来る仕組みです。また、投資家として個人が発行した株式(のようなもの)を購入したり、売却したりすることができます。

外部リンク:VALU(バリュ)

なお、これらの株式(のようなもの)の売買には、暗号通貨のビットコインが使用されています。

[全タイプ共通]どうやって株式を発行するの?

VALUは、Facebookのアカウントと関連付けることによってログインできる仕組みを採用しています。まずはVALUにユーザー登録をして、FacebookとTwitterのアカウントを関連付けます。株式(のようなもの)を発行するには、VALU運営元による審査が必要になりますので、プロフィールなどの必要事項を入力した上で、審査を依頼します。だいたい3営業日ほどで審査が終了します。

ちなみに、先ほどから株式(のようなもの)と書いてますが、これをVALUでは「VA(ブイ・エー)」と呼んでいます。以下は、このVAで統一します。

[全タイプ共通]株価はどうやって決まるの?

VALU運営元による審査は、基本的にはFacebookやTwitterなどのSNS情報が重視されていると思われます。審査基準などについては公開されていませんが、審査によってVAの初期値(発行VAの総額)が決定されます。やはり有名人の方が初期値は高くなりますが、無名の個人であっても小さいながらも初期値が設定されます。(不正だと判断され審査を落とされたという報告は、今のところありません。)

ちなみに、VAの発行数については選択が可能な場合があります。もしも選べるのであれば数が多い方を選択します。なぜなら、VA総数が多い方が1VA当たりの単価が低くなり、投資家にとって購入しやすいVAになるからです。

以上で、大まかなVALUの説明は終わりです。

タイプ別の「VALUとは何か?」

VALUは、これまで選ばれし大企業にのみ許されていた株式公開という特権が、一般の人々に解放されたという意味で、とてもインパクトのあるサービスです。ただ、新しい概念のサービスであるため、問題点が多いのも事実です。注意喚起も含めまして、タイプ別にVALUについての説明を続けます。

[タイプ別]暗号通貨に詳しい人たちへ

ビットコインによって売買ができ、個人でも自分の株式(のようなもの)が発行できると言う説明から、カウンターパーティに近いサービスだと思われるかもしれません。また、新規暗号通貨発行のICOのようなものを想像されるかもしれません。しかし、VALUはあくまで株式(のようなもの)を発行するサービスですので、通貨(あるいはトークン)を発行するのとは全く違います。

株式(のようなもの)、つまりVAは、それ自体には暗号通貨のような機能は一切ありません。売買によって売り買いが可能ですが、自分のウォレットにVAを移すことは出来ませんし、VAが独り歩きして何かの対価に充てられることもありません。

どうしても暗号通貨に長らく触れていると、常に新しい技術に進化していると思いがちですが、VALUに関して言うと技術的な新しさは一切なく、逆に全ての技術的なものを排除した「後退」に近いものです。あくまで技術的な革新性ではなく、マーケティング的な成功であることを理解したうえで、ビットコインの新たな使用法として捉えると入りやすいと思います。

[タイプ別]株式・FX投資をされている人へ

大企業と個人が同じように株式を発行し、売買できるという仕組みに対して、数々の不安要素が頭に浮かぶと思いますが、それらの不安が全て、VALU内では発生しています。

例えば、審査をするとは言うけど実在の人物である保証はあるのかという不安があるかと思いますが、明らかに本人ではない偽の名義によって作成されたアカウントが公開されており、存在しない人物に対して投資をしてしまうというリスクがあります。また、個人という社会の最小単位が株式を発行することによって、投資した資金が好き勝手に使われてしまうのではないかという不安についても、株式売却によって集められた資金が、他者の株式の購入に充てられるなどのモラルのない行動が、当然のごとく発生しています。さらに、発行総数の少ない株式であれば仕手の対象になるのではないかという不安についても、まさに仕手が行われた形跡をいくつも確認することが出来ます。

そもそもVALU運営元が投機目的のVA売買を行わないよう勧告していますが、株式の売買によるキャピタルゲインを狙う場合には、上場企業の株式投資では違法とされているあらゆる手法が使いたい放題で野放しになっていることを理解したうえで、公開直後の低位株を狙う戦略のみを実行することをおススメします。

[タイプ別]クラウドファンディングが好きな人へ

個人への小口の支援という意味においては、ほかのどのタイプよりもVALUに対してのイメージを持ちやすいのが、クラウドファンディングが好きなタイプの人たちだと思います。クラウドファンディングほど明確な目的が示されていませんが、駆け出しのデザイナーや漫画家、ブロガーなどを支援することによって、様々な見返りが期待できるという意味では、クラウドファンディングに近いワクワク感が得られることと思います。

ただ、株式投資家への項目でも書きましたが、集めた資金を他者の株式に投じるという行為が横行しています。クラウドファンディングで言えば、例えば「絵本を作りたい」という絵本作家に対して資金を投じたはずが、絵本作家が集めた金を自分の興味のある他のクラウドファンディングの支援に使ってしまって、全く絵本作りには使っていないというようなことです。完全に頭がおかしいとしか言いようがないケースなのですが、これがVALUでは常識だと言わんばかりの行動として平然と行われています。

ということで、クラウドファンディングからVALUへと移行する方は、全ての人々が支援を求めてはいるものの、本来の目的で使用する人は少数であることを理解したうえで、自分なりに判断を加える必要があります。

[タイプ別]クリエーターの人へ

「クリエーターは馬鹿である」と言えば、ちょっとキツい言い方になりますが、現代社会の仕組みの中でクリエーターが食い物にされているという感覚は、多くのクリエーターの共通の認識だと思います。電通などの広告代理店や、テレビ局や、出版社や、商社や、とにかく世の中の仕組みを作ろうと企んでいる人たちによって、見事に搾取されています。そして、同じ構図が、小さな小さなVALUの世界でも、既に出来上がっています。

あなたの株式を買ってあげる代わりに、1枚の絵を描いてくれませんか?というような依頼が、VALUでは次々と舞い込んできます。例えば、自画像や個人のキャラクターを書いてほしいなどという需要は、溢れるほどあります。普段は、社会の仕組みのなかで搾取されてしまった残りカスのような報酬しか貰えないのに、個人からの直接の依頼ですから中間搾取のないクライアントからの直接報酬で仕事が受けられるのですから、とても理想的な仕事ですね。これに旨味を感じたあなたは、自分の株を購入してくれた人への「優待」として、1枚の絵を描くことを公に発表します。すると、どうなるか。一度発行された株式は、AさんからBさん、BさんからCさんへと、次々とあなたの知らない人々同士によって売買されますから、あなたには一切のお金が入ってこないのに、絵を描き続けなければならないという搾取のなかの搾取のような状況に陥ってしまいます。

ただし、このような状況を回避する方法は、色々と考えられます。例えば、毎月1日に株式を持っている人だけが絵を描いてもらえる権利を有するようにするとか、自分から直接に株式を購入した人のみが権利を有するなどの、優待を受けられるひとの限定を行うことです。クリエーターとしてモノを作ってるだけで生きていくには、ちょっとだけ勉強が必要であることを心にとめておいてください。上手く活用すれば、最もVALUによってメリットを享受できるのはクリエーターだと思いますから。

[タイプ別]海外在住の日本人へ

他のタイプの方々とは全く違う観点からの話なんですが、今後のいずれかの段階においてVALUに個人情報の確認を必須とする規約が追加される可能性が高いと予想しています。日本のサービスの多くで経験があるかと思いますが、海外在住者にとっては門戸を閉じられるケースが多々あります。ですから、将来的にVALUが使えなくなる可能性があることについては、十分に理解しておく必要があります。

現在、日本の暗号通貨界隈は捨てたものではなく、世界的に見てもそれなりに注目を集める存在になっていますから、今回の日本でのVALUの成功を受けて、日本以外の国で同様のサービスが開始される日も遠くないと思います。

もしも投資家に対して自分のVAを売却して資金調達する場合にも、常にバックアップになりえるサービスについて把握しておく必要があります。自分に対して支援をしてくれた方々を裏切らないためにも、それなりの対処策を用意しておきましょう。

[タイプ別]ブロガーへ

アイデア勝負で、文章勝負、こんな楽しい空間はありません。楽しみましょう。

[タイプ別]VALUになんて関心ないよって人へ

別に無理やり勧誘するつもりはありませんが、わりと面白いことが起こっていますので、いったい何について多くの人たちが面白いと言っているのかを理解することは重要だと思います。世の中にクルマが出始めた時にも、馬車の方が良いに決まっていると言って、頑なにクルマから目を逸らしていた人たちが居ました。パソコンでもスマートフォンでも、同じです。

関心がないってところで止まるのではなく、もう一歩、踏み込んでみてください。

 

以上です!

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きゃっぷキャプロア運営者

投稿者プロフィール

タイ在住ブロガー。ここ最近は、ブログ「キャプロア」の復活作業に邁進中です。あと、夜の連続ブログ小説「この男、猥褻につき」ってのを書いてます。旧ブログは「キャプローグ」、旧旧ブログは「キャプログ」です。ブログで賞を貰ったことがあります。

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