【佐賀】ちょっと山登り!謎に包まれた自然冷蔵庫「永野の風穴」

「永野の風穴」という不思議なものが、武雄市の若木地区永野にあります。

整備されているとは言え、それなりの山登りをして辿り着いた場所には、人工的に岩が積み上げられた洞穴のようなものがあり、電気を使って冷やしているわけでもないのに、なぜか年間を通して8度から12度程度の温度が保たれているという謎に満ちた自然の冷蔵庫なんです。地元の人の案内で、現地を訪れました。

くっそ暑いなか、なぜか山登りである

8月上旬の炎天下、ただ立っているだけでも暑くて死にそうなのに、朝から山登りをしています。この山の上に「永野の風穴」というものがあるという理由だけで。

自然のツタを利用して手すりが作られていた李、石や岩によって通路が設けられていますが、それなりに本格的なトレッキングです。ビーチサンダルで来た私は、途中で帰ろうかと思いました。

大きな岩がゴロゴロ、やはり武雄の岩はカッコいい

武雄市内の御船山楽園では、観賞用に配置された大岩を数多く見ましたが、やはり武雄の岩はカッコいいです。

周りを見渡してみると、こんな大岩がゴロゴロと転がっていて、これが自然に出来た景色なのか、人工的に並べられたものなのか良く分からなくなってきます。

たぶん、自然が作ったものなんですが、それにしても美しい岩です。

人工的な石の壁が現れると、もうすぐ永野の風穴

意識が朦朧とするなか、岩を愛でること数百メートル、私の左手には明らかに人の手によって作られた石の壁が見えてきました。まるで城壁のように積み上げられた壁です。石工が切ったような真っすぐな石ではありませんが、しっかりと積み上げられているのが分かります。

そして、この石の壁が見えたら、もう永野の風穴は目の前です。

近付いただけで既にヒンヤリとする長野の風穴

石壁の辺りを過ぎて、さらに少し登ってから下るような形になりますが、やっと辿り着きました。これが、永野の風穴です。先ほどの壁と同じく、誰かの手によって人工的に作られたものであることは明らかですね。

驚くことに、この写真を撮った距離くらいだと既に、かなりの冷気が感じられます。デパートなどの出入り口の前を通りかかったときに、冷房で冷やされた空気がふわっと感じられるのと似たような感じです。

風穴の中は、温度9度。涼しいというか寒い

誰が何の目的で作ったものなのかは不明ですが、決して近現代のものではありませんので、入り口に扉や自動ドアのようなものはありません。いわば扉を開けっ放しにした状態のままです。2メートル程度の高さの風穴のなかに入っていきます。

外が暑すぎたこともありますが、永野の風穴の内部はメチャクチャ涼しいです。いや、寒いです。

温度計は9度弱を示しています。写真では全く良く分かりませんが・・・

永野の風穴の天井は、一枚の大きな岩

風穴のなかは、幅が2メートル半、奥行きが6メートル程度なので、8畳くらいの広さがあります。5人程度が同時に入っても、窮屈さは感じません。ただ、寒すぎるから急いで出たい!と思っても、入り口だけは狭いので慌てて出ようとしても出れません。

そんな大きさの風穴なんですが、天井の部分は一枚の大きな岩で覆われています。隅々まで確認していませんが、おそらく全体を覆っているんだと思います。

永野の風穴が一定の冷たい温度を保っている理由は、永久凍土によるものだそうですが、その凍土が溶けないように日光などを遮っているのが、この大岩なんですね。

永野の風穴で冷やしたスイカをいただきました

一般的な家庭用の冷蔵庫の温度は、0度から10度だそうですから、この日の永野の風穴の内部は、十分に現代の冷蔵庫の基準を満たしています。自然の力だけで、こんなものが出来るなんて、これを考えた人、作った人は、本当に凄いですね。今の東芝を立て直すために、何か知恵を授けてあげて欲しいです。

で、そんな自然冷蔵庫で冷やしたスイカを振舞っていただきました。

いきなりスイカを切り始める方がいるので、何事かと思いましたが、この風穴で冷やされたスイカなんですね。室温9度ですから、しっかりとスイカのなかまで冷えていて、とても美味しかったです。

8月11日は、日本では山の日だそうなので、是非みなさんも永野の風穴に向かって山登りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

永野の風穴の情報まとめ

名前:永野の風穴(ながののかざあな)

カテゴリ:遺跡

住所:〒843-0151 武雄市若木町大字永野

営業時間:特になし

電話:0954-23-9237

部署:武雄市観光課

【スポンサードリンク】

きゃっぷキャプロア運営者

投稿者プロフィール

タイ在住ブロガー。ここ最近は、ブログ「キャプロア」の復活作業に邁進中です。あと、夜の連続ブログ小説「この男、猥褻につき」ってのを書いてます。旧ブログは「キャプローグ」、旧旧ブログは「キャプログ」です。ブログで賞を貰ったことがあります。

この著者の最新の記事

関連記事

【スポンサードリンク】

参考まで!

  1. JR武雄温泉駅から長崎駅へと向かうとき、長崎県内の早岐(はいき)駅から乗ったのがシーサイドライナーで…
  2. 数年前には、かなりお茶好きとして世界中のお茶をオンライン通販で買い付けて、毎週のようにタイの税関当局…
  3. 長崎市の沖合にある炭鉱で栄えた軍艦島への上陸を目指すツアーの連載も、これが最後です。 日本に訪…
  4. 皆さま、平素より、お世話になっております。 読書しながら世界を旅するブログ「キャプロア」の運営…
  5. 由緒正しい歴史のある武雄温泉の近くに店を構える山里屋菓子老舗は、シュガーロードとも呼ばれる長崎街道沿…

お世話になっております。

この男、猥褻につき
キャプローグ
キャプログ
Birth of Blues

イチオシ!

ページ上部へ戻る