【長崎】本日の上陸を断念します!軍艦島コンシェルジュの上陸ツアー

長崎市の沖合にある炭鉱で栄えた軍艦島への上陸を目指すツアーの連載も、これが最後です。

日本に訪れた産業革命に燃料となる石炭を注ぎ続けた軍艦島ですが、日本のエネルギー政策の変化や、採掘現場までの距離が遠くなったことなどを理由に、昭和49年(1974年)に島民全員退去の決定が下されました。そして、現座は無人島となり、かつての栄華を感じさせる廃墟だけが残る島となりましたが、年間を通じて多く観光客が訪れています。

私もそんな観光客のひとりとして軍艦島へと上陸したかったのですが、残念ながら今回は、その目標を果たせませんでした。

あと50メートルなのに「本日の上陸を断念します。」

実は、この軍艦島上陸ツアーというものは、様々な会社が毎日催行していますが軍艦島に上陸できる日は、僅か100日程度しかありません。つまり上陸率は3割程度なんです。この日も、ガイドの森山さんから「昨日も、一昨日も、上陸できませんでした。」という報告がありました。

ですから、船長による「これより、軍艦島へ着岸いたします。」というアナウンスを聞いて、ちょっと船内がざわめきました。

写真の右側に向けて居住エリアなどの廃墟群がありますが、上陸して歩き回れるのは左側の炭鉱や工場などがあったエリアです。

ぐんぐんとドルフィン桟橋へと近づいていく様子を見ながら、いよいよ軍艦島へと上陸できるんだという興奮が最高潮に達します。昨日も一昨日も上陸できなかったと聞いて、半ば諦めていたからこそ、さらに喜びは増しています。

もう、残り50メートル!軍艦島への上陸目前だ!と思っていた矢先、船長さんからの再びのアナウンスが入り「本日の上陸を断念します」と伝えられました。

上陸を果たせないまま、軍艦島を離れるジュピター号

1974年に、この島での生活を終えて船に乗り込んだ人々も、このような景色を目に焼き付けたのかもしれません。島で過ごした日々の記憶は、決して素晴らしいものばかりではありませんでしたが、今ではどれも良い思い出です。いや、私には軍艦島での思い出は何もありませんが、軍艦島コンシェルジュのジュピター号は、島を離れて常盤ターミナルへと帰路につきます。

ちなみに、この軍艦島というものは、三菱が所有していた炭鉱のための島ですので、炭鉱が閉じられることが決まったあとは、誰ひとりとして島に居住することが認められませんでした。まぁ、住んでも良いと言われても、残った人は僅か数人程度だったとは思いますが。

あと、軍艦島を監獄のような場所だと勘違いしている人がいますが、当時の軍艦島で働いていた人々は、月に数回は長崎市内などの陸に行って買い物をするなど、島と陸との往来には制限はありませんでした。島から出ることが制限されたのは、第二次大戦中の限られた時期で、逃亡を防ぐためでした。

帰路の船内で、入島料300円が返金される

長崎市内から出発する軍艦島上陸ツアーのなかでは、かなり上陸率が高いと言われる軍艦島コンシェルジュですが、それでも上陸できるのが3割程度ですので、上陸できなかった場合の対応についても、かなりスムーズでした。

まだ軍艦島が見えるくらいの距離ですが、船内ではツアー代金のうち入島料にあたる300円が返金されました。また、上陸できなかった場合だけ配られる記念ポストカード5枚組も、合わせて受け取りました。

乗船記念のスタンプも3箇所に押すようになっていますから、やはり上陸率3割のツアーには、3回行かないとダメなのかもしれません。

軍艦島コンシェルジュの軍艦島上陸ツアーまとめ

軍艦島への上陸ツアーおよび周遊ツアーは、軍艦島コンシェルジュのウェブサイト(http://www.gunkanjima-concierge.com/)で詳細の確認、および、オンライン予約をすることができます。午前と午後の1日2回の上陸ツアーが行われていますので、申し込み人数などを確認しながら選びます。

軍艦島コンシェルジュでは、ツアー参加者に対して軍艦島ミュージアムの入場割引なども行っています。このミュージアムは見ごたえ十分ですので、合わせて申し込むことをオススメします。

軍艦島コンシェルジュのジュピター号の発着は、常盤ターミナルです。軍艦島ミュージアムの入場券を合わせて買った人は優先乗船券が付与されますが、それ以外の方々は早い者勝ちです。

常盤ターミナルを出航後は、船の左右に世界遺産登録された明治維新の遺物が次々と現れます。ガイドさんの解説を聞きながら、軍艦島だけじゃないこのツアーを堪能しましょう。だいたい出航から40分くらいで軍艦島が見えてきます。

当記事で紹介した通り、朝早くからホテルを出て、順番待ちを頑張って、やっと軍艦島まで辿り着いても、上陸できないことが多々あります。上陸率3割ですから、だいたい上陸できません。とはいえ、周辺海域から眺める軍艦島は十分に見ごたえがありますので、上陸出来たらラッキー!という気持ちで参加されると良いかもしれません。

てか、8月前後は台風の影響もあり、上陸率が極めて低いので、また時期を改めて再挑戦したいと思います!

以上、軍艦島上陸ツアーの参加レポートでした。

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投稿者プロフィール

タイ在住ブロガー。ここ最近は、ブログ「キャプロア」の復活作業に邁進中です。あと、夜の連続ブログ小説「この男、猥褻につき」ってのを書いてます。旧ブログは「キャプローグ」、旧旧ブログは「キャプログ」です。ブログで賞を貰ったことがあります。

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