東南アジアでのジカ熱(ジカウィルス)感染者数と対策

東アフリカのウガンダ共和国のジカ森林を起源とするジカウィルスが、蚊を媒介として世界的に感染が広がっており、東南アジア各国においても感染症例の報告が次第に増えてきています。ジカウィルス感染によるジカ熱は、同じく蚊を媒介とするデング熱と比べると症状は軽いものの、妊娠中の妊婦が感染することで胎児の脳の発育を妨げるなどの事例が確認されており、世界保健機関(WHO)や各国保健当局などが注意喚起を行うとともに、感染拡大を防ぐ措置を講じています。

東南アジアのジカウィルス感染者数が、増加している。

現段階において、最も多くの感染者数が報告されているのはシンガポールの369名で、続いてタイの200名となっている。

ただし、各国政府ごとに感染者数の確認および発表にバラツキがあり、公式発表だけでは十分にジカウィルスの感染状況が把握できないです。特に、東南アジア地域で最も多くシンガポールと海を隔てて隣接しているインドネシアや、同じくシンガポールと隣接しているマレーシアなどで感染者数が増加したという政府発表がない点については、特に注意が必要です。

ジカウィルスについて知っておくべき5つのこと

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、ジカウィルスについて知っておくべき5つのこととして、次の項目を挙げて注意を呼び掛けています。

1.ジカウィルスは、主に蚊を媒介として感染する。性行為によってジカウィルスに感染することもある。
米国内に生息している蚊の多くが、ジカウィルスを媒介する種類である。それらの蚊は、昼夜を問わず、人を刺し、刺されることによって感染する。また、パートナーとの性行為によって、ジカウィルスが感染する。

2.ジカウィルスの最良の対策は、蚊に刺されないようにすること。

  • 防虫剤を使用すること。
  • 長袖・長ズボンを着用すること。
  • エアコンの効いた部屋や、網戸のある場所にいること。
  • 部屋などの周辺の水たまりを失くすこと。
3.ジカウィルスは、先天性障害と関係している。
妊娠中の妊婦がジカウィルスに感染することにより、体内の胎児が影響を受けることが確認されており、特に小頭症のリスクが高まるとされています。このため、妊娠中の妊婦やパートナーは、ジカウィルスが拡大している国や地域への渡航を避けるなどの対策が必要です。
4.妊娠中の女性は、ジカウィルス感染地域に渡航すべきでない。
もし、どうしてもジカウィルスの感染が拡大している国や地域に渡航せざるを得ない場合には、まず初めに主治医の先生に相談し、また、渡航中は蚊に刺されないように十分な対策を行ってください。

5.ジカウィルスは感染者から蚊を媒介して、さらに感染が拡大する。
ジカウィルスに感染した患者は、感染から1週間程度の間、血液中にジカウィルスが生息しています。このため、ジカウィルス感染者が蚊に刺されることによって、蚊がジカウィルスを媒介し、さらに感染者を増やす原因となります。このため、ジカウィルスの感染地域に渡航した人との接触や性行為は一定期間、避けることが望ましいです。

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きゃっぷ

投稿者プロフィール

バンコクを拠点に、タイおよび周辺国にて、日本のテレビ局、新聞社、出版社、シンクタンク、広告代理店などの調査・リサーチ業務を行う。また、バンコクの教育機関のアドバイザーを務める。

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